『17春闘西日本討論集会

                             2月25(土)〜26日
                             於:広島市文化交流会館

 2017年西日本春闘討論集会に参加して
                               大阪全労協 事務局長 竹林隆

 

 昨年の大阪から、今年の春闘討論集会は広島に移動して開催されました。原爆ドームや平和記念公園からも歩いてすぐの広島市文
化交流会館を会場として開催された今年の集会は、地元労組の広島県労協、スクラムユニオンひろしま、福山現業労組、福山ユニオ
ンたんぽぽ、全港湾中国支部などの仲間の尽力によって活発な討論の2日間となりました。

 
 1日目の現地実行委あいさつで川田澄全港湾中国支部常任顧問から、1955年の一斉賃金要求から始まる春闘の歴史的経過をた
どりつつ現在の春闘が直面している課題−階級性を取り戻し社会的課題に取り組む−が提起されました。労働運動の先輩が語る歴史
の重みを感じる場面でした。

 
その後、中岡基明全労協事務局長より全労協17春闘方針の提起と質疑応答がありました。質疑応答で大阪から、方針に「障害」者
や青少年労働者の就労問題についての記述がなく外国人問題についての記述が役所のパンフと同じようなことしか書いていない、と
の指摘がありました。

 
 さらに引き続いて記念講演として大阪労働者弁護団の中島光孝弁護士より「同一労働同一賃金と労働契約法20条」と題された話
がありました。第2次安倍政権によって労働政策と経済政策が大きく変えられ政策決定構造も変質していること、<同一労働同一賃
金原則>と<同一価値労働同一賃金原則>とが概念としてどう違うのか、などわかりやすい話でした。

 この講演を受けて20条裁判原告2名から裁判闘争の報告がありました。東日本20条裁判で会社側証人がいっていることはその
まま非正規労働者へのヘイトスピーチであることが暴露されました。しばらく止まっていた西日本20条裁判も5月下旬から再開す
ることが報告されました。まずは5月25日11時、大阪地裁202に結集しましょう。

 

 そして翌日の2日目は、参加した各地からの報告があり、10組の報告がありました。大阪からは電通合同マーケティングアクト
当該の組合員から報告があり、労働とは人間の尊厳の問題であること、おかしいことにきちんと声を挙げることが必要だと力強く語
られ、会場から大きな拍手が上がっていました。また、他の大阪からの参加者は、ようやくマスコミでも取り上げられるようになっ
てきた森友学園−日本会議−安倍政権の癒着構造について各地で問題として取り上げてほしい、という要望を訴えました。

 
あと、今回の集会で特筆されるべきことは、徳島全労協大鵬薬品労組から3人の若者が参加していたことです。20歳2名、19歳
1名のこの3人の口からは「正しいことを正しいと感じるのが大事」「組合に入るには勇気がいるが自分が率先することで若い世代
が会社を良くしていくことができる」というような瑞々しい言葉が流れてきていました。

 
 最後に中岡事務局長より集会集約として、「障害」者や外国人労働者の差別問題についての指摘は貴重な意見として受け止めたい、
「日本を世界で最も会社が活動しやすい国にする」という安倍政権の方針に歯止めをかけるために、2月17日の経団連抗議行動か
ら、4月6日総決起の行動までストライキも含めた闘いを展開する、との集約があり、みんなで団結ガンバロー!の声を挙げて終了
しました。