「建国記念の日」反対!「日の丸・君が代」処分撤回!
戦争のための教育は許さない! 
            2.1集会 

2016年も年が明けてから既に、朝鮮民主主義人民共和国によるロケット(アメリカがすでに「2個の飛
行物体が地球を周回する軌道上に乗せられた」と発表しているにもかかわらず日本政府やマスメディアは相
変わらずこれを「事実上の弾道ミサイル」と呼んで、今にも戦争が始まるかのような雰囲気を作り出し、戦争
をする国づくりに利用している!)発射をめぐる騒動に明け暮れています。また、安倍首相はすでに国会答弁
で憲法9条2項の改憲を表明し、高市総務相は「政府に反対する放送局の電波停止」を認める発言をしています。

 
「日の丸・君が代」強制反対、不起立処分を撤回させる大阪ネットワ−ク代表:黒田伊彦さん
 まさに、「こんなに粗雑に憲法が扱われる日が来るとは思わなかった」(澤地久枝さん)という思いが
します。そしてその時に、日本の社会で戦争に反対する人々をあぶりだす装置となるのが「日の丸・君が
代」でしょう。戦争法がすでに昨年強行成立させられ、今年の参議院選挙で野党共闘が失敗すれば改憲を
許す与党の3分の2議席独占の可能性もあるという危機的状況の中で、今年の2・11集会が開催されま
した。「『建国記念の日』反対!『日の丸・君が代』処分撤回!戦争のための教育は許さない!2・11
集会」という集会タイトルの集会主催者の思いが込められています。

 
パネルデスカッション『戦争をする国に抗して、いま民主主義を問う』【コーディネ−タ−】寺本 勉さん(左側:大阪ネット)
 
 パネラ−には、弁護団、高校教員、大学教員、元SADLメンバ−までもりだくさん。
 主催者あいさつに続いて、黒田伊彦さんの「建国記念の日」を現在の情勢に照らしてどう考えるべきか
という特別報告があり、続いて第1部のメイン・パネルディスカッション「戦争する国に抗して、いま民
主主義を問う」が始まりました。

 高作正博さん(関西大学教員)、橋本真菜さん(SADL<民主主義と生活を守る有志>経験者)、三
輪晃義さん(弁護士)、増田俊道さん(府立高校教員)の4名のパネラーによる議論は、図らずも、1年
前の戦争法反対運動の「高揚と喧騒」が去った今だからこそ考えるべき論点が浮き上がってきました。と
くに、橋本さんの「若い世代の運動が消費されている」「経験の少ない若い者の言葉より50代、60代
の人たちこそ豊かな言葉を語ることができるはず」という発言は今後の運動を考えるうえで重要な示唆を
投げかけるものとなりました。

 
                          【特別報告】奥野 泰孝さん (府立支援学校教員、グル−プZAZA)

「君が代」の強制は、思想・良心の自由を奪い信教自由を侵します。起立している間、大事な義務を放棄させられます。教員の
面従腹背は「考えるな」という反教育的メッセ−ジを子どもたちに発することになります。闘うことは教育的メッセ−ジです。

 
浪速の歌う巨人:バギやん(趙 博)ミニライブ
 その後、休憩の後第2部が始まり、趙博さんのミニライブ、そして「日の丸・君が代」をはじめさまざま
な攻撃と闘う人々の報告が行なわれました。

 今回の集会は、港区民センターホールが満杯となる盛況(参加者およそ450名)で、発言者のだれかが
言っていましたが、「こういう集会は高齢者が多いのが常とはいえ、久しぶりにそうでない人もそこそこお
られる」いい感じの集会となりました。また、「日の丸・君が代」がテーマの集会といえば学校関係者が多
くを占めるものですが、学校教員のみならずさまざまな労働組合や市民運動の人々の顔を見かけ、幅広い層
の参加者が結集していることを実感しました。

 
 不起立被処分者や連帯の発言             入れ墨調査拒否者に対する不当処分の撤回を求める会から


 
グル−プZAZAから                   子どもたちに渡すな!あぶない教科書から

私たちは、生徒に、「君が代」に敬意を抱かせ、しっかり歌わせるための教育活動として、自ら「君が代」を起立・斉唱するこ
とを命じられています。これは、すでに、戦争教育なのではないでしょうか。「君が代」が、天皇治世の永遠を願う歌として、戦
争体制づくりの役割を担った事実さえ伝えずに、生徒に、とにかく「歌え」と迫る「君が代」強制は許されません。

 
高校問題を考える大阪連絡会から(中)          ピースおおさかの危機を考える連絡会から

 私たちの団体は、障害があっても、障害のない子どもと共に住み慣れた地域にある学校で共に学ぶための様々な支援をしています。
戦争を起こそうとする世界の動きを、なにがなんでも止めさせなければ、引き返すことができない最悪の状況に陥ることを、私たち
は一番危惧しています。戦争で、一番多くの犠牲になりやすいのは、障害のある人々なので、断じて許されない行為だと考えています。
 
日本軍「慰安婦」問題関西ネットから(右)        靖国合祀イヤですアジアネットワ−クから

 2015年12月28日、日本と韓国の政府は外相会談を行い、日本軍「慰安婦」問題を「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」
と発表し、「終止符を打った」と強調しています。

私たちは、「今回のような被害者不在では解決できない」、「この『合意』は解決ではない」と考え、1月18日、私たちの立場
を明らかにする「抗議声明」を発表しました。日本政府における解決とは、すでに提出してある第12回日本軍「慰安婦」問題解決
のためのアジア連帯会議で採択された「日本政府への提言」を実現することであり、日本政府は加害国として、本来果たすべき責
任を果たして解決すること等を強く要求しています。

 
戦争あかん!ロックアクションから              天皇制と参戦に反対する連続行動から


 
集会決議採択                       【まとめ・行動提起(大阪ネット)】

本日、これまでの流れに抗して闘ってきた市民、若者が一堂に会し、それぞれの闘いを交流し、闘いへの新たな決意を固めました。
大阪ネットは市教委による被処分者への新たな「研修」・「意向確認」に対する闘いや、市教委に対して「君が代」起立斉唱の職
務命令そのものの意味を問う闘いを開始していきます。参加した市民、若者全てがそれぞれの持ち場で闘いを継続することを決意
します。今後とも、安倍・橋下的反動政治に対し、私たちは共に手を携え闘っていこうではありませんか。

 
2月11日(木)、大阪市立港区民センタ−で開催された『戦争のための教育は許さない!2.11集会』には500名を超える闘う
仲間が会場を埋め尽くしました。