9.13とめよう!戦争への道
     めざそう!アジアの平和
      2015年関西のつどい
                            
於 中之島中央公会堂大ホ−ル
【参加者 1300人(主催者発表)二階席まで満席、立ち見もありすごい熱気でした】

講演【1】
「再び戦争をさせないために 〜 戦争法案との闘いの意義」     山口二郎さん(法政大学法学部教授) 
 1960年は転換点である。自民党岸内閣は新安保条約の成立で勝利したが、市民は岸の追放と憲法の定着で勝利した。憲法9条
の枠内における自衛力、専守防衛という理念、海外での武力行使はしない、攻撃的能力は持たないなどの「日本的平和主義」は、日
本の保守でも定着していたが、安倍はこれを突破した。
 
 これまで「戦争に巻き込まれなかった」のは、60年安保の遺産や、集団的自衛権の否認などによるものである。また、市民の力
が戦争への参加を阻んだ。 1995年(戦後50年)は到達点である。戦後50年の村山談話。1992年の天皇訪中。1993
年の慰安婦問題に関する河野談話。 その後、「野党自民党」を経て、自民党政治が再変質した。ナショナリズムや女性蔑視(従軍
慰安婦の否認)である。その要因として、安倍晋三という政治家、日本会議の結成と自民党との結びつき、歴史教科書をめぐる草の
根運動などがある。「選挙で勝てば何をやっても良い(winner take all)」というおごりである。
 
 かつて戦争をもたらした無責任体系が復活した。例えば原発、新国立競技場。安倍政権は野蛮である。憲法などどうでもよい。安
保法制懇の北岡伸一座長代理は「憲法は最高規範ではなく、上に道徳律や自然法がある。憲法だけでは何もできず、重要なのは具体
的行政法。その意味で憲法学は不要だとの議論もある」と述べている。集団的自衛権は日本でのテロの危険性を高める。例えば原発
テロである。
 
 政治権力は言葉を支配する。ジョージ・オーウェルは『1984年』で、「戦争は平和だ。自由は隷属だ、無知は力だ」と描いた。
人は矛盾が当たり前になったら思考停止し、これこそが支配者にとって好都合な土壌となり、全体主義の要諦になる。オーウェルは、
言葉の意味を失わせることが全体主義の要諦であることを見抜いていた。周囲の人間が皆矛盾を疑問なく受け入れている時、矛盾に疑
問を唱え続けることができるか?。2015年の『1984年』は、平和安全法制という名の戦争立法であり、政府の自由裁量である。
これに対して、デモなどの民意の力で、国会会期末までの闘いを。少数政党が暴力以外のあらゆる手段を使うのは正当である。
 
講演【2】
「つくりだされる沖縄との温度差」     屋良朝博さん(元沖縄タイムズ論説委員) 

沖縄の基地問題。政府はなぜ辺野古にこだわるのか?本土ではアメリカ軍がいて日本を守ってくれているからありがたい?それが当た
り前になっている。
安倍とオバマの考えに違いが起きた時、沖縄の武力集団はどこに向かうのか?70年前、大田中将は自決するまえ、
大本営に電報を打ちます。「沖縄は草木も焦土と化し、食料はなく、県民に対し後世特別の高配を賜りますように」。東京では夏場所
が開かれていた。

 
敗戦の1年前、米軍は本土と沖縄の関係を調べ上げていました。日本人は琉球を人種的に同等とみなしていない。したがって、いろ
いろな方法で差別されている。島民は日本人に対して劣等感どころか、彼らの伝統と中国との長い文化的なきずなを誇りをもってい
る。したがって日本と琉球の間には、アメリカが政治的に利用しうる軋轢の存在的な根拠がある。
 
つまり沖縄で手荒なことをしても、あまり日本全体の問題にならない。日本の政治の中心的な課題にはなりません。ということをア
メリカは見抜いていた。
 
敗戦後27年間アメリカに統治された沖縄。
 
中国からの戦艦、潜水艦に対する沖縄の地位が軍事戦力的な要衝であると・・・現実は沖縄の兵力の6割は海兵隊。彼らは上陸作戦
の部隊、地上先頭部隊。中国の戦艦と戦ったらおぼれてしまう。彼らはアジア各地に派遣され、沖縄滞在は年4ヶ月。
 
同盟を維持するには米軍基地が必要不可欠といわれるイメージが沖縄の基地問題をゆがめている。アメリカ軍はフィリピンの小学校
の校舎を直したりする人道支援に力を入れたり、近年アジアで頻繁におきる台風、大地震、大津波などの自然災害にアメリカを中心
とした災害救援に中国軍を協力を得ている。安倍が国民に強いるイメ−ジと実態が大きくずれている。
 
日本の西半分のどこかで輸送部隊が機能する状態であれば、海兵隊はどこにおいてもいい。鳩山さんの間違いは高空部隊だけ、よそ
にもっていこうとしたこと。海兵隊が機能しなくなる。
 
長崎に配備されている強襲部隊とおちあう地点さえ確保できれば沖縄である必要はない。唯一の解決策は辺野古。抑止力を維持する
ために沖縄に基地が必要はすべてウソ。沖縄の方言で「ウソ」のことを「ユクシ」といいます。 抑止とよく似ています。
虚像のなかでつくられていく安全保障。実にあやうい。
 

 
 
 
 
 
14日が安倍首相が入った集中質疑 15日が中央公聴会 16日地方公聴会(神奈川県)と参議院での日程は決まっています。
17日(木)特別委員会で強行採決、そのまま参議院の本会議に緊急上程、深夜に採決をするという一つ目のシナリオ。二つ目の
シナリオは、17日には特別委員会だけで採決をして本会議の採決は翌日の金曜日に強行採決するという、現在のみとおしです。
 
正念場です。
国会前では、連日1時から5時に座り込み、6時半から7時半国会包囲行動が連日おこなわれます。
あきらめてしまってはいけない
法律、通してはいけない法律。まず
大阪自民党本部前で抗議の声を挙げていきたい。17日および18日に私たちも色々な行動を取
り組みたいと思います。世論をもりあげていきましょう!