「大阪都」構想に反対する −教育改革の視点も踏まえて−     大阪自治体問題研究所副理事長 立命館大学教授 森 裕之さん講演
                                              4月16日報告

 
いろいろな団体が大阪都構想に危機感をもって、いろいろな取組を展開しています。大阪全労協は橋下さんが府知事の時代から彼
の、新自由主義にのっとった発言・行動に、強い怒りをもって対峙してきましたが、やっと遅ればせながら学習会を開催しました。
発言をする筈だった「副代表」が遅刻。(抗議文の作成に集中しすぎたため)強く反省。代理の竹林事務局長がこの間の報告をお
こないました。
 
大阪都構想とは何か?ぶっちゃけ、大阪市を「廃止」「解体」して大阪市民を「解散」させ、大阪府に財源・権限を集中した上で
「特別区」という府の従属団体をコントロ−ルしようとする目論見でしかありません。
 
民意とはなにか?政治家は民衆が忘れやすいことを知っています。小泉さんが同じ言葉の連呼で支持を得て、郵政民営化に反対す
る候補は抵抗勢力とレッテルを貼って「構造改革」という弱者切捨て路線をつっぱしった結果が、格差の拡大でしかありませんで
した。橋下さんは「小泉はすごい」と言いますが、何がすごかったのかは述べません。ポピュリズムという時代遅れの手法が「す
ごい」と本当に信じているのでしょう。
 
「僕はゴジラではないから市民を踏み潰したりしませんよ」と彼はうたいます。聞いている聴衆にはドッっとうけます。そこで
思考停止に陥った民意は、「都構想は二重行政の無駄を省き、大阪経済を活性化する」というロジックにはまって、都構想の中
身まで検証しようとする意思を失っているのが現状ではないでしょうか。 橋下徹の言論テクニックを解剖する

 
維新の会の「都構想Q&A」です。彼らが作成したものです。
Q 大阪都構想で大阪は良くなるのか?
A 大阪をよくする仕組みが大阪都構想です。大阪のイメ−ジが根底からかわり、劇的によくなります。
・・・・・?Q&Aになってません! 誰が、何を、どのようにして、がまったく述べられていません。

 
街頭演説で彼は「自動車を買う時に、エンジンまで調べて買いますか?都構想も市民は中身まで知らんでもいい」と述べました。
彼を批判する学者も多数存在しますが「バカ学者」と切り捨て、それで喝采をあびます。

 
市議会で否決された都構想が、公明党中央の支持により住民投票という形で復活しました。不可解なことですが、通ればもう引き
返せません。the endです。260万市民が悪いことをしたわけではありません。次世代に何を伝えるのでしょう。「だまされた」
ではすみません。水道事業もゴミ処理事業も市営地下鉄も市民が、一所懸命働いて生み出してきた優れた都市政策です。
彼が言うカジノへの投資で一もうけなど有り得ません。

 

「大阪都構想」とは、大阪市民の暮らしに多大な影響をもたらすものであるにも関わらず、実のところ「橋下徹」というひとりの
野心的政治家が国政に華々しくデビュ−するための単なる踏み台にしかすぎません。5月17日には、投票に行き「反対」と記入
しましょう。 大阪市なくさんといよ(チラシ)