「国は味方だと思っていた」              福島県民調査、被災者支援政策の裏側 
      
日野行介 毎日新聞記者集会報告
 会場の尼崎「女性センタ・トレピエ」尼崎の簡素な住宅街にあります。尼崎市の外部団体としての長い歴史があります。
 女性の就労支援・セクハラや家庭内暴力などの相談センタ−としても機能しています。職員の方は「こんにちは」と笑顔で挨拶
 されますし、頑張ってるな〜と好感がもてます。でも、求人案内を見てみると子どもを抱えて自立できるだけのお給料を掲示で
 きる企業はすくないのが、現実。

  
 
  
 女性支援の書籍が沢山あります。そして館内には、すてきなカフェも。

   
 100万人に1人の確率で発症するはずの、子どもの甲状腺がん。   3・11からもうすぐ4年です。

  
 毎日新聞記者の日野さん。主催者の方のはからいで講演を聞きにこられた方の撮影は控えるようにとのこと。250名収容の会場
 は満員でした。集会は日野さんの著書「福島原発事故県民健康調査の闇」「福島原発事故被災者支援政策の欺瞞」から「・・・の闇」
 を中心に、ご講演いただきました。
 記者として敦賀支局に赴任されて、矛盾に満ちた原子力政策を体感しいたところに、東日本大震災。この事故をやらないと記者
 生活を後悔するだろうとの想いがあったそうです。放医研のデ−タ−がいきなり破棄されたことを知り、取材を重ねたとのこと。

  
 原発事故の本質を考えるとき、低線量ひばくによる健康被害の現実リスクを問題とするか?被災者の精神的な影響を科学的な根拠
 がないと切りすてるか?政府は後者。現実的なリスクはないとの政策で進めています。
   
 福島県が健康調査を担うことになり、11年5月、最初の「秘密会」が開かれました。
 その前に「健康調査」とは、2分〜3分の「エコ−検査」によって18才以下の子どもの甲状腺の異常の可否を調査するものです。
 検査した結果、異常が認められるものはないとの結論を発表するため、そして山下俊一などの確信犯学者にお墨付きを与えるため。
 日野さんは、そこまで彼らを御用学者扱いはしませんが・・・
   
 一時、喫煙のリスクより低線量ひばくのリスクは低いと喧伝されましたが、たばこは嗜好品。好きにせいぃでかたがつく。ひばくに
 は「メリットが何もない」セシウムを好きで吸ってる人はいない。そこを出発点としなければ、始まらない。今回のひばくと甲状腺
 ガンの多発は因果関係がないとなれば、何故?となり、矛盾の露呈。
   
 ひるがえって「福島健康調査で秘密会」とは、公開する会議の前に秘密裏に委員が見解のすり合わせをやり、内部ひばく検査をしな
 い、後々痕跡がのこる「こどもの乳歯保存」は認めない等 etc  国の帰還計画の基本である、年間20ミリシ−ベルトのひばく
 は安全である。との結論にもっていくための会議であることを日野さんは、残った資料からみちびきだしました。
   
 「年間1ミリシ−ベルト以上のひばくは認めない」という国の法律が、未だあります。何とか20ミリシ−ベルトひばくに引き上げ、
 国と県は帰郷を促したいけど、今のところ無理筋。そこで個人線量計をくばり、1ミリシーベルト以上のひばくにならないよう気を
 つけてねっと、、。あべこべでしょう。  集団的自衛権容認の進め方とよく似ています。9条を変えたかったけど、一時断念し、
 96条の改正、これも断念して、今の解釈改憲。
社会の基盤を壊しかねないことが進行しています。隠蔽、改竄、隠し得を許してしまってはいけない。原発を推進してきた巨大な加害
者に対峙していく覚悟が私たちにいるだろう、と思います。 
          日野さんの記事  「線量基準先送り密約」  骨抜きの原発被災者「支援法」  復興庁幹部ツイッタ-暴言