戦争へ導く教育はアカン!!
いま「日の丸・君が代」強制拒否の意味を考える
2・11集会
                       報告

 このところ、ほんッとに安倍政権のすることは腹立たしいことばかりですが、教育の分野でも、教科書検定の右傾化に伴う
「国定教科書」化、教科書採択での「つくる会」系教科書のごり押し採択、教育行政と自衛隊との一体化、歴史認識や従軍慰
安婦問題・領土問題での「政府見解」の押しつけ、教育委員会制度の解体と首長権限の強化、「愛国心教育」推進のための「
道徳」の教科化と、ますます「自発的に戦争を支持する国民」「国のために死ねる国民」育成のための教育の一挙的再編がし
ゃにむに推し進められてきています。

 それをまさに象徴的に表しているのが、1999年の「国旗国歌法」制定以降の全国の学校での「日の丸・君が代」強制のとん
でもない実態です。

  
 会場の西区民センタ−ホ−ル おまわりさんが見え隠れ
  
 とくに、ここ大阪では、2000年代になってから、民間の右派世論を利用しつつじわじわと現場への押しつけが進行してきていま
したが、その強制のメカニズムをあからさまに顕在化させたのが、
2008年の橋下府知事誕生以降の橋下・維新体制です。
   
 「『君が代』不起立だけでクビ!」というとんでもない「『君が代』強制条例」が2011年に制定され、いまや、大阪の公立学校
では多くの教職員が減給を伴う懲戒処分を受け、職場は物言えぬ実態となっています。

  
 このような現実に対し、「ウチの子、ゼッタイに戦争なんか行かさへんで。」と声を挙げようとする<戦争へ導く教育はアカン!!
「建国記念の日」反対! いま「日の丸・君が代」強制拒否の意味を考える2・11集会>(主催;「日の丸・君が代」強制反対・
 不起立処分を撤回させる大阪ネットワーク)が2月11日(水)の13時から大阪市立西区民センターで開催されました。

  
  会場につくと、さすが橋下市長のおひざ元、施設のポールには「日の丸」が翻っています。そのもとで「日の丸・君が代」反対
 集会を行なうことの不条理さをまず考えさせられました。

   
 定刻ギリギリにホールに入ると、もう場内はほぼ満杯で熱気ムンムン。主催者代表のあいさつの後、メインの知花昌一さんの講演
が始まりました。かつて
1987年の沖縄国体で会場の「日の丸」を引きずりおろして燃やした知花さんは今、真宗大谷派の僧侶。自分
が中学生だった頃吹奏楽部員で「君が代」を演奏していたころの話から、知花さんの「日の丸・君が代」に対する思いがしみじみと
語られました。そして、現在の辺野古での暴力的な基地建設強行に対する怒りにも触れて「今、この国がファシズム化していくこと
に対してみんなともに手を結んで闘おう」と訴えられました。

   
  そして、弁護団や被処分者でつくるグループZAZAからのアピールの後、休憩をはさんで、DVD上映と東京の被処分者からのあい
 さつがありました。

   
 プログラムの最終がさまざまな課題で闘う人々からのアピールで、「入れ墨」不当処分や朝鮮高級学校補助金カットや教科書問題
や靖国合祀や秘密保護法などなどの反対の訴えのラストにジャーナリストの西谷文和さんからのアピールがありました。

   
  西谷さんの話は予定ではWTC住民訴訟の話だったんですが、この日は時節柄、長年の中東取材を基にした「人質事件」と「イス
ラム国」についての、動画も利用した解説となりました。「人質事件」で日本政府の対応にどれほど問題があったのか(安倍首相もし
くはその側近に、明らかにこの事件を利用して集団的自衛権の行使、自衛隊の海外派兵に道をつなごうと意図的に対応していた者がい
た)、「イスラム国」という集団がなぜ登場してきたのか(かれらはアフガン内戦、イラク戦争以後の現地の混乱の中で米軍が育て上
げてきた集団だ)、などの西谷さんの説明は非常にクリアでわかりやすく、会場のあちこちで首を大きく縦に振ってうなずく姿が見ら
れました。集会参加者は約450名でした。

   
 そして集会終了後、なんばまでのでもコースに参加者みんなで元気よく出発しました。筆者もジャンベを打ち叩きながら、道行く
人々に「安倍政権やめろ!」の声を届けました。

   
 ごめんなさい〜室内と同じ露出で写しちゃいました。
   
 昨年末の総選挙で与党は憲法改正を発議できる衆議院2/3を確保。戦後最低の得票率(52.66%)自公の得票を合わせても
 全有権者の1/4。一方、沖縄では反自民勢力が圧倒しました。辺野古に新基地をつくらせない民意の表明です。
 新基地反対の沖縄の人びとと連帯し、戦争への動員と闘っていきましょう。