志賀原発(石川県)原子力防災訓練に係る監視行動   11月2日〜3日
                                                        報告

 1999年の東海村JCO事故をうけて施行された「原子力災害対策特別措置法」毎年、原発がある地域で「国主催の原子力防災訓練」
が実施されています。昨年は鹿児島県の川内原発で、再稼働への露払いの役割をはたしました。
今年7月末の「能登ピ−スサイクル」で石川県の担当者に、国からの打診は?と、ひつこく問い合わせましたが「ない!」と。
9月上旬、今年は志賀原発で行うと発表されました。一か月前に何の事前協議もないことは考えられないけど、われわれの力不足なの
でしょう。北陸新聞の記事
また、今回県が、石川県平和センタに資料を開示したのは二日前でした。

 3年連続で防災訓練を行なってますが、国主催は初めてです。監視行動に参加してきました。以下、報告です。

  

 現オフサイトセンタ  原発の5km圏内になります。近く9kmの地点に移転します。あんまり意味ないと思うけど。
3・11後 仲間が規制庁に申し入れをオフサイトセンタで行うよう申し入れたところ、敷地は北陸電力のなので、許可が下りない
とのこと。 なんじゃいな〜     現オフサイトセンタの訓練配置図

  

そもそも、ここは一階と二階はPRセンタ、危機管理ができるようなところではありません。

  

訓練は午前8時に地震によりプラントの自動停止、津波はこなかったとの想定です。外部電源が破損、非常用電源は3基のうち
1基は健在、16時間後のメルトダウンまで猶予があるとの前提です。
 
 訓練開始前の7時半「8時から訓練開始します」とのアナンスがありました。
 
 前石川県危機管理室長 規制庁の広報で仕切られてました。   どこかで・・新規制委員の田中知さん?
  
 10時過ぎ、新幹線で内閣府の皆さん到着
  
 10時半過ぎ、悪天候のためヘリの予定が飛行機に変更、小里副大臣到着
 つまり、電源喪失から準備まで、2時間はかかるということ。福島のように全電源喪失なら打つ手はないとのこと?
  
 確定的被ばく(早期に症状が現れる)に居住するPAZ地域の要支援の方を、原発から5kmにある武道場に一時避難。
  
 青いのが、ナマリでできたカ−テン。放射線をとおしません。でも、窓から直接放射線が到来するような場所に避難が妥当??
  
 石川県の南、白山市まで搬送。
 今回の監視行動では訓練がおこなわれる拠点での監視行動及び、各市町村へのアンケ−トの伺いに回りましたが、報告では、風が
 強く広報車が何を言ってるのか解らない、アンケ−トを行おうにも休日に在宅されている方は老人が多く、お耳やお目が、不自由
 な方が多く、当然ですが、苦労したとのことでした。
  

  
           なつかしい赤電話、生きていました。本当は一台もあるはずがありません。北陸電力の政治力の大きさが・・
  
 安倍総理を始め、各閣僚が指示をだします。棒読みですが。   職員の方が担当何人集まったか確認してました。○○町は何人
 足りないとか、確かに今回の訓練はブラインド訓練。一応、細かな想定は伏せて行われました。
  
 IAEAから各国の方々が視察に訪れていました。英語がわかる方によると「規制庁何やってんだ」と言ってたそうです。
 陸上自衛隊の陸将も来られていました。帰り際「師団長が帽子忘れた、取ってこい」と部下に命令してました。
  
年中吹く海風(西風)によって陸地にまがった松の木。 風向きは高度によって、金沢、富山、白馬岳(東京昭島)、柏崎(新潟)
へと変わります。年間を通じて南南西の風が多いと聞きました。
  
 想定では、福浦(原発から徒歩で通勤圏内)は土砂くずれで、車が使えず、海上輸送の予定でしたが、波高く中止。
 PM5時に道路復旧でバスでの搬送・・・
  
  本日の各地点でのモニタリングは強風のため中止
  
 除染のための自衛隊の装備。1トンの水を常備していてお湯も沸かせるそうです。各中隊8個ぐらいの準備があるそうです。
  
 避難者をバスで輸送、皆さんマスク着用ですが、想定は現地を出発するときにモニタリングは終了しているので、車両のみ放射能
 ある、なしを検査。タイヤと窓のみ。天井は当然、ゲート型モニターがないので・・現実的。
  
 若い自衛官、彼らにとって右は自民党、左は民主党 その左は問題外の外かもしれない。ハイ、チ−ズでニカッと笑ってくれました。
  

  
 聞いてみました、水洗いの後の「除染剤は洗剤」だそうです。  汚染水はプ−ルにため、ドラム缶保管。ドラム缶がたぶん足りません。
  
 バスの放射能検査は一台2分ほど。4台で渋滞中です。     避難された方々の再度のモニタリング?えぇ  
  

  
  志賀町の町長がテレビのインタビュ−に応じて「避難所も確保している、避難用のバスも数百台手配できるよう準備はしている
  道路の整備については国の責任でやって、もらうしかない」確かに町の予算では限界が、
  
 訓練は個別の目標は、おおむね予定どうり当然ですがシュクシュクと進められました。が、何かおかしい、変です。
 311以前はシビアアクシデント(苛酷事故)は考える必要がないとされ、電力会社まかせ(何もしない)でしたが、過酷事故対策
をもりこんだ「新規制基準」は、未然に防止するのではなく、表向きの目標でも、その影響をできる限り緩和しようというものでしか
ありません。
 「新基準」自体が被ばくありきでOKだと気づきました。
 「責任者でてこ〜い」人生幸朗師匠、生恵幸子師匠 何とか言ってください。
 「2014原子力防災訓練に対する声名」 石川県平和運動センタ−社民党議員団
 
国主催の原子力防災訓練で、あと残ってる地域は宮城県、女川原発です。